『霊能力を素材に科学的な物の見方を、特番を素材にメディアリテラシーを具体的に説いた本』
私は宜保さんと直接の面識はない。が、1991年に神奈川県在住の同僚が、県内の喫茶店で英語の本を読んできた宜保さんを見かけたことと、彼女の体格の良さに驚いたこと等話してくれたことがあった。
20年近く前のブラウン管の中の宜保さんの姿を懐かしく思い出したり、生宜保さん(笑)に出会って戸惑った同僚の姿を想像したりしながら読んだ。
読んで思うのは、この本はいわゆる霊能力の存在の有り無しや宜保さんがいわゆる本物の霊能者か否かの本では無いこと。
素材を宜保さん主演の霊能番組にとっているが、霊能力を素材に科学的な物の見方を、特番を素材にメディアリテラシーを具体的に説いた本である。
「超能力番組を10倍楽しむ本」とともに、小中学校の図書室に常備して欲しい本である。